日清製粉とARISTA社、食物繊維豊富な小麦を日本で販売
日清製粉(株)(東京都千代田区、山田貴夫社長)は9日、ARISTA CEREAL TECHNOLOGIES PTY LTD(オーストラリア)と共同で、一般的な小麦の5~10倍の食物繊維を含む高食物繊維小麦の輸入販売に取り組むと発表した。
ARISTA社は、世界的な小麦育種組織である共同組合「Limagrain」と、オーストラリアの研究機関「CSIRO」によって設立された合弁会社。同社が開発した高食物繊維小麦は、難消化性デンプン(レジスタントスターチ)を非常に多く含むように、20年以上をかけて自然交配によって育種された。
日清製粉は今後、高食物繊維小麦を活用した健康志向商品の研究開発を開始する予定としている。