日本農芸化学会2019年度大会、24日から開催
(公社)日本農芸化学会は24~27日、2019年度大会を東京農業大学(東京都世田谷区)で開催する。シンポジウム「腸内フローラ研究が拓く新たな健康科学と産業」をはじめ、大会シンポジウム140件、一般講演1,675件などを含む1,972件の演題を発表する。
農芸化学技術賞講演「作物の高温耐性を高める揮発性バイオスティミュラント『すずみどり』の開発」(神戸大院・山内靖雄氏)、農芸化学女性研究者賞受賞講演「食品由来フラボノイドの生体利用性に関わる化学構造の特徴と生体内代謝物の同定」(島根県大・室田佳恵子氏)、農芸化学若手女性研究者賞「生理活性ペプチドの機能解明に向けた生物有機化学的研究」(産総研・岡谷(永井)千晶氏)などを予定している。
<一般講演の例>
・「糖質制限食の長期摂取が腸内細菌叢や寿命に与える影響」
・「モリンガ種子抽出物の抗疲労効果の検証」
・「メタボローム解析を用いたきのこの抗肥満効果の検証」
・「柑橘ジャバラ果皮末のスギ花粉症予防効果の検討」
・「米ぬか由来繊維は腸内細菌叢の調節を介して大腸炎を抑制する」
・「コラーゲン由来X-Hyp-Gly型トリペプチドのアンジオテンシン変換酵素阻害活性―プロリン水酸化による活性増強」
・「エクオールを水酸化する酵素の発見」
・「暖海性ホンダワラ類から単離したフロロタンニン類の構造解析」
・「鮒ずし由来乳酸菌FS-1投与による高スクロース食摂取ラットの脂質代謝および便通への影響」