日本調剤、社会的PCR検査「SocRTes」の企業・団体向け販売を開始
全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤㈱(東京都千代田区、三津原庸介社長)はこのほど、社会的PCR検査「SocRTes(ソクラテス)」キットの企業・団体向け販売を開始した。
同社では、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の公募事業で採択された、慶應義塾大学医学部による「COVID-19に対する唾液を用いた社会的検査体制を構築する研究(「AMED事業」)」に協力して構築した検査インフラを活用し、一部店舗で社会的PCR検査を実施している。
社会的PCR検査「SocRTes(ソクラテス)」は、医療検査とは異なり、経済活動と感染抑制のため、他者への感染性の有無を判定することを主目的とした検査。同サービスを同社が全国で展開する、健康相談ブースなどを備えた店舗内独自施設「健康チェックステーション」併設店舗で導入している。
事前に同社ウェブサイトから検査予約をした人を対象に、対面での問診・検査フォロー・検体受領を行い、検査結果は後日ウェブ上で確認することができる。同検査は、医学的PCR検査(行政検査)とは異なり、無症状者の人を対象としているが、陽性が判明した人には、必ず提携医療機関による電話診療が行われ、同薬局からも電話フォローを通して、医療機関への受診をサポートする。