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日本調剤、個宅配送実証実験に協力 ドローンと地上配送ロボットを連携させた共同企業体による実験

 日本調剤㈱(東京都千代田区、三津原庸介社長)は7日、ドローン・地上配送ロボット連携による個宅配送実証実験に協力すると発表した。
 国土交通省の補助事業「無人航空機等を活用したラストワンマイル配送実証事業」の一環として、㈱ダイヤサービス(千葉市花見川区、戸出智祐社長)を実施主体とした共同企業体が実施する、千葉市におけるドローンと地上配送ロボットが連携して医薬品をマンション個宅まで運ぶ実証実験。

 同市では、配達時間の短縮などによる利便性の向上や物流業界が抱える人手不足、ラストワンマイルの問題、配送コストの削減などの課題解決を目的として、都市部におけるドローンなどを活用した宅配サービスの実現を目指し、2016年から各種実証実験を行っている。同市のドローン宅配構想として、東京湾臨海部の物流倉庫から幕張新都心まで東京湾上空飛行を行い、海上から花見川を遡上し、若葉住宅地区のマンション個宅の玄関前まで配送を行うことを目指している。

 同実証実験では、幕張ベイパーククロスタワー&レジデンス(マンション内外)と若葉3丁目公園でドローンをマンション付近まで飛行させ、積載した荷物をドローンポートを介して地上配送ロボットへ受け渡し、エレベーターを経てマンション個宅の玄関前まで配送する実験を行う。

 日本調剤では、同実証実験への協力を通じて、さらなる地域医療への貢献と、誰もが安心して治療・服薬を継続できる体制を整備し、地域住民の健康に貢献するとしている。

(冒頭の写真:実験に使用するドローン「PF2」(左)とドローンポート:同社リリースより)

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