日本調剤、ファミマで24時間処方の実証実験
全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤㈱(東京都千代田区、三津原庸介社長)は7月5日から、㈱ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)と連携し、「24時間処方薬受け渡しサービス」の実証実験を開始する。
ファミリーマート店舗に設置している、認証機能付き受取BOX(KEY STATION)を活用した新たな取り組み。
神奈川県横浜市内の日本調剤4店舗、ファミリーマート3店舗で行う。24時間いつでも、本人確認の上、非接触による処方薬の受け取りが可能になる。
同社では、患者や従業員の安心・安全を第一に考え、新型コロナウイルスの感染拡大による感染リスクの低減を目指し、オンラインによる服薬指導の体制整備や利用促進に注力してきた。それと同時に、薬局内の一角への処方薬受け渡し用宅配ロッカーの設置や、処方薬の即日配送サービスの導入など、コロナ禍においても安全に処方薬を届ける、非接触による受け渡しの実証も行ってきた。
※KEY STATIONとは
KEY STATIONは、不動産などの施設を無人で管理するための総合型リモート管理システム。具体的には、鍵の管理、予約管理、本人確認の機能を基本として組み合わせることにより、あらゆるタイプの不動産のリモート管理を実現する。KEY STATIONは、もともと「鍵」の24時間無人受け渡し管理システムとしてスタートしたが、現在では旅館業法にも準拠したリモート本人確認・チェックイン機能・緊急時通話機能や、施設予約管理機能が備わり、ホテルや旅館の無人フロント化システムとしてさまざまな企業に使われている。ホテルのオペレーションの効率化や経費の削減だけでなく、消費者にとっても、365日24時間快適に使うことができるシステムとして好評となっている。