47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤㈱（東京都千代田区、三津原庸介社長）はこのほど、新たに設立された「地域スマート医療コンソーシアム」に参画したと発表した。また、同社の三津原社長が同コンソーシアムの理事に就任し、オンライン服薬指導を実施する調剤薬局事業者の立場から推進・普及に向けて協業する。

　同コンソーシアムは、地域住民が自宅で簡単に診療・服薬指導を受けられるスマート医療の実現を目的として設立された。高齢者を含む地域住民が利用しやすいオンラインによる医療・介護・ヘルスケアサービスの普及促進を図るため、オンライン診療サービスの提供に携わる医療事業者、保険調剤薬局事業者、ヘルスケア事業者、ケーブルテレビ事業者など13法人が参画し、課題解決に取り組むもの。

　同コンソーシアムでは、医療関連事業者が持つ診療・服薬指導の知見と、オンライン診療プラットフォーム事業者やケーブルテレビ事業者の通信機能を連携し、医療分野におけるデジタルコミュニケーションの場を提供することによって、幅広い年代の消費者に利用しやすいサービスの普及活動を行う。