日本薬学会は30日、第140年会「要旨集」をウェブ上で一般公開する。第140年会は3月25～28日に京都で開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染防止のため中止となった。ウェブ上の公開により、成立すると説明している。

【一般口頭発表の一部】
・乳酸菌生産物質の表皮角化細胞およびヒト三次元培養表皮に対する分化とアミノ酸産生への影響（城西大院の大塚萌氏ら）
・サルコペニアに対するロイシン配合サプリメント摂取による身体機能向上に関する検討（明治薬大の細谷実央氏ら）
・若手アスリートにおけるサプリメント等の摂取行動（日本大の下田未央氏ら）
・長谷川式認知症スケールに対するブタ肝臓分解物の効果（日本薬大の石田季子氏ら）

【主なポスター発表の一部】
・柑橘類に含まれるフラボノイド化合物ノビレチンによる神経前駆細胞の細胞増殖能および分化誘導促進作用（星薬大の山﨑茉由氏ら）
・ステロイド誘発骨減少症モデルマウスに対するラクトフェリンの治療効果（横浜薬大の松山亜弥氏ら）
・グルコサミン塩酸塩、メチルスルフォニルメタン、ボスウェリアセラータエキス末、オリーブオイルエキス末含有サプリメントの継続摂取が膝関節の違和感を抱える健常者に及ぼす影響（ディーエイチシーの影山将克氏ら）
・ドーピングに関わる漢方薬・生薬を含むOTC医薬品の調査研究（横浜薬大の福永希海氏ら）
・希少糖含有異性化糖シロップの抗肥満作用について（名城大の谷江梨奈氏ら）
・脂肪細胞分化におけるプラセンタエキスの影響（星薬大の安藤祐介氏ら）
・CBD関連製品の分析法の検討および買上検査の結果（広島県保環セの菅田和子氏ら）