日本生協連、8月度の供給高を公表 総供給高、4カ月ぶりの前年割れに
日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区、土屋敏夫代表理事会長)は21日、全国66主要地域生協の8月度の供給高(売上高)の速報値を発表した。
総供給高は、2,452億8,500万円(前年比99.1%)と、4カ月ぶりの前年割れとなった。
店舗は853億1,400万円(同103.6%)と前年越え。物価上昇に加えて、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う帰省客の増加などがプラスとなった。部門別では全部門が前年超えとなり、猛暑の影響もあり特に飲料、熱中症対策の日用品などが好調だった。
宅配は、1,552億9,700万円(同97.2%)で前年割れ。新型コロナの5類移行による移動の増加、長期休暇が取得しやすかったことなどから、都市圏を中心に利用が伸びなかった。ただし、土用の丑は比較的好調で、週ずれの影響はあるものの、大きく前年超えとなる生協もあった。