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新規成分「カメリアサポニンB2」を含む機能性表示食品34件公表

 消費者庁は21日、機能性表示食品の届出情報34件を公表した(F689~722)。これで届出件数は全部で3,673件となった。今年に入り今回で63件の届出公表と、依然、ハイピッチの公開が進んでいる。
 食品区分では、サプリメント形状が15件、その他の加工食品が19件で、生鮮食品の公表はなかった。

 ㈱ビーエイチエヌ(東京都千代田区)のサプリメント『からだあったかツバキ』は、利島村(東京都)のツバキ種子エキスを原料とした新規の機能性関与成分「カメリアサポニンB2」を含む。
 「本品にはカメリアサポニンB2が含まれます。カメリアサポニンB2は、末梢部位の血流を改善することにより、気温や室温が低い時などの冷えにより低下した末梢部位の体温を回復する機能があることが報告されています」と表示する。
 同社はこれまでに、ホスファチジルセリン(PS)・ボタンボウフウ・ヒアルロン酸・イチョウ葉エキス末・酢酸(黒酢)・緑茶エキス・ブロッコリースプラウトなど7素材で実績を持つ。
 「研究レビューは全て自社で作成したもの」とし、他社の素材を使用したDHA・EPAとルテインを含めると10素材で届出公開実績がある。現在、届出件数は受託と支援を合わせて「40件近い」という。「今期も機能性表示食品を目指し、臨床試験に取り組んでいる素材も控えている」としている。

 金印㈱(愛知県名古屋市)の『おろし本山葵』は、機能性関与成分「本わさび由来6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート(6-MSITC)」を用いたアルミパウチ入りの加工食品としては初めての商品。

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