新規公開4件、22年度届出伸びず 【8日機能性表示食品届出更新】前年同時期比で約50件少なく
機能性表示食品の届出情報公開データベース(DB)の更新が8日も行われた。前日に続き2日連続の更新となったが、新たに公開された届出は、届出番号H331からH334までの4件(サプリメント3件、サプリ以外の加工食品1件)にとどまった。今年度は届出DBの更新が頻繁に行われているものの、届出公開件数が伸びていない。
この日公開された届出は、7月14日から同19日にかけて行われ、届出資料に形式的不備が認められなかったもの。今回4件が追加されたことで、2022年度の届出件数は334になったが、前の年度は7月19日時点で380まで届出番号が割り当てられていた。このため今年度は、前年度をおよそ50件下回るかたちで新規届出の公開が推移している。
機能性表示食品の届出に携わる複数の業界関係者によれば、ここにきて、それまで不備指摘されたことのない項目の記述が原因で差し戻されるケースが増えている。「それまで問題なかったものがダメになるということはこれまでもあったが、どこか先祖返りした気がする」という。
【石川太郎】