新日本製薬、UVケア商品などを中心に通信販売が好調
新日本製薬㈱(福岡市中央区、後藤孝洋社長)はこのほど、2021年9月期第3四半期決算(20年10月1日~21年6月30日)決算を発表した。売上高は252億8,900万円、営業利益は24億円だった。
長引く新型コロナウイルス感染症によって直営店舗や取扱店への来店客数が減少したことによる影響を受けたが、主力の通信販売においては各施策が順調に推移した。
<通販は想定を上回る売上高> 通信販売においては、既存顧客に対する『パーフェクトワン 薬用リンクルストレッチジェル』によるアップセルが第2四半期に引き続き好調に推移した。また、コールセンターのコミュニケーターによる積極的な商品提案により、UVケア商品を中心とした季節限定商品によるクロスセルが好調で、定期顧客に対する受注成約率は過去最高水準を推移している。その結果、通信販売の売上高は想定を上回った。 <ブランド認知度向上に注力> 直営店舗販売・卸売販売においては、引き続き厳しい状況が続いているが、中島健人さんをCMキャラクターに起用したブランドCM第2弾の放送開始に合わせて、全国6カ所でのポップアップイベントの開催や、店舗限定キャンペーンの実施などブランド認知度の向上と顧客獲得に取り組んでいる。 <海外は中国を中心に順調に推移> 海外販売においては、各地における経済活動の状況を見極めながら事業活動に取り組むなか、中国では、ダブルイレブンと並ぶECモールの2大ショッピングイベント「618」の売上が、前年比1.8倍と好調に推移したこともあり、海外販売の売上高は順調に推移している。 <ウィズコロナ時代のヘルスケアを提案> スマートヘルスケア事業においては、オンラインコミュニティ「カラダマモルコミュニティ」をオープンし、ウィズコロナ時代の健康について参加者とともに考え、顧客とのタッチポイントを拡充している。