新日本製薬、売上7.2%増 機能性表示食品『Wの健康青汁』も好調
新日本製薬㈱(福岡市中央区、後藤孝洋社長)はこのほど、2022年9月期第3四半期決算(21年10月1日~22年6月30日)を発表した。売上高は前年同期比7.2%増の271億2,100万円、営業利益は同15.4%増の27億6,900万円、経常利益は同14%増の27億5,900万円だった。
同社グループは、本年度を初年度とする4カ年の中期経営計画「VISION2025」に基づき、重点課題に取り組んだ。
通信販売は、化粧品は前期に引き続き『パーフェクトワン グロウ&カバークッションファンデーション』に対する広告投資を積極的に実施した結果、新規顧客獲得がさらに加速し、売上高をけん引した。健康食品は、機能性表示食品『Wの健康青汁』への広告投資額を拡大した結果、新規顧客獲得が好調に推移している。また、コールセンターのコミュニケーターによる商品提案や販促強化により、定期購入顧客に対するアップセルやクロスセルの成約率は過去最高水準に達しており、顧客単価が上昇している。
EC販売は、インフルエンサーの活用やSNS施策により、若年層向けスキンケアブランド『PERFECT ONE FOCUS(パーフェクトワンフォーカス)』の認知度が一気に拡大した。特に外部モールの売上高が好調に推移した。直営店舗販売・卸売販売は、依然として来店客数の回復が鈍く厳しい状況が続いているが、『PERFECT ONE FOCUS(パーフェクトワンフォーカス)』の認知度拡大や新ライン発売を受けて、卸売販売の展開店舗数は前期末に比べて3,500店舗以上増え、約8,300店舗に拡大した。
海外販売は、特に主力展開国である中国での新型コロナウイルス感染症によるロックダウンの影響により、販売活動に遅れが生じている。