新日本製薬、売上6.5%増 機能性表示食品『Wの健康青汁』の新規獲得が好調
新日本製薬㈱(福岡市中央区、後藤孝洋社長)はこのほど、2022年9月期決算(21年10月1日~22年9月30日)を発表した。売上高は前年比6.5%増の361億700万円、営業利益は同2.9%増の35億2,200万円、経常利益は同2.1%増の34億8,700万円だった。
通信販売は、化粧品では『パーフェクトワン グロウ&カバークッションファンデーション』に対する広告投資を積極的に実施した結果、新規顧客獲得が拡大し、売上高をけん引した。健康食品では機能性表示食品『Wの健康青汁』への広告投資額を拡大した結果、新規顧客獲得が好調に推移し、増収に貢献した。
また、コールセンターのコミュニケーターによる商品提案や販促強化により、定期購入顧客に対するアップセルやクロスセルの成約率は過去最高水準に達しており、顧客単価が上昇している。
EC販売では、ターゲット層に合わせたインフルエンサーの活用やSNSマーケティング施策により、若年層向けスキンケアブランド「PERFECT ONE FOCUS(パーフェクトワンフォーカス)」の認知度が一気に拡大した結果、特に大手ECモールでの販売が好調に推移。直営店舗販売・卸売販売においては、既存店は依然として来店客数の回復が鈍くコロナ禍前の水準には届かない厳しい状況が続いているが、「PERFECT ONE FOCUS(パーフェクトワンフォーカス)」の認知度拡大や新ライン発売を受けて、「PERFECT ONE(パーフェクトワン)」、「PERFECT ONE FOCUS(パーフェクトワンフォーカス)」の卸売販売の展開店舗数は昨年度末に比べて6,700店舗以上増え、約1万800店舗に拡大した。
海外販売は、特に主力展開国である中国でのロックダウンの影響により、販売活動に大きな遅れが生じたとしている。