（独）国民生活センターは19日、全国の消費生活センターで1～4月に受け付けた新型コロナウイルス関連の消費者相談が、合計2万7,469件に上ると発表した。

　最も多いのがマスク関連の相談。1月以降、「マスクが買えない」、「高額で販売されている」といった品不足や高価格についての相談が寄せられた。4月以降には、「注文した覚えのないマスクが届いた」という送り付けに関する相談が急増。特に中国などの海外から届く事例が目立つという。

　新型コロナに便乗した悪徳商法に関する相談も寄せられた。行政機関をかたって個人情報やクレジットカード番号などを詐取しようとするケースや、特別定額給付金の詐取が疑われるケースなどがある。