東京都が25日発表した調査結果から、新型コロナウイルス感染拡大で、都内の57.8％の中小企業に影響が出ていることがわかった。2月の調査結果の29.7％を大きく上回った。

　都は3月12日～18日、都内の中小企業253社を対象に、電話による聞き取り調査を実施。新型コロナウイルス感染症により、「現在影響が出ている」と回答したのは57.8％。その内容は、「製品や商品などの売上・受注（消費など）の減少」が48％でトップ。次に「顧客や来客の減少」が34.7％で続いた。

　自由意見を見ると、「融資があっても売上が減少しているため、返せる見込みがない（製造業）」、「行政の支援で一時的に良くなっても、消費者心理が上向かないと本当の意味での回復にはならない（製造業）」などがある。