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撤回届出、一度に30件 【機能性表示食品届出DB更新】累計1,690件に、届出全体の約2割

 機能性表示食品の届出データベースの更新が12日にあった。データベース更新は今月3日以来7営業日ぶり。20件(サプリメント14件、サプリ以外の加工食品5件、生鮮食品1件)の新規届出が受付公開されたほか、それを大きく上回る30件の撤回届出が一度の更新で積み上がった。

5月以降は落ち着き見せるも

 30件の撤回届出は、今月1日から10日にかけて消費者庁へ届け出られたもの。撤回理由を見ると、「販売終了」と「販売予定がない」の2つに大別できる。一部、「廃業」や「販売中止」などといった理由もあった。

 2015年4月の機能性表示食品制度施行以来の撤回届出は、累計で約1,690件に達した。届出全体の約2割が撤回された計算になる。

 撤回届出の動向は、2024年の年明けから以前と比べて激増傾向を見せていた。届け出る機能性関与成分の安全性に関する根拠情報として引用する届出者が多かった『ナチュラル・メディシン・データベース』の利用規約変更が背景にあるとみられる。利用規約変更は、23年末、権利を保有する(一社)日本健康食品・サプリメント情報センターらがひっそりとアナウンス。年明けから4月末まで約4カ月間の撤回届出は計740件近くに上った。ただ、5月以降は落ち着きをみせていた。

久光ウエルネス、モリンガ種子由来成分を届出

 この日の更新で公開された新規届出の内容を見ると、既存の機能性関与成分やヘルスクレームが占める。届出者を見ると、久光製薬㈱の100%子会社として昨年設立、健康食品などの通信販売を行う久光ウエルネス㈱(東京都千代田区)からの届出がある。

 同社の届出は昨年11月以来のことで今回が2件目。前回の第1弾では、「歩く力の維持」を訴求するサプリメント(機能性関与成分=ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン)を届け出ていた。一方、今回届け出たのは、モリンガ種子由来グルコモリンギンを機能性関与成分として配合したサプリメントで、「腰の負担を感じやすい方の腰の不快感を和らげる機能」が同成分に報告されている旨を表示する。届出商品名を見ると、『サロンパス風味のタブレット<サプリメント>』とあり、久光製薬を代表するブランド名を商品名に掲げたかたち。

【石川太郎】

7月の届出DB更新:【3日】7月最初の更新は既存中心の構成に

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