所得により歯の本数に差~2018年度国民健康・栄養調査
所得によって「やせ」の割合や歯の本数などに差が生じている様子が、厚生労働省が14日発表した2018年度国民健康・栄養調査の結果から浮かび上がった。今回の調査では、所得と生活習慣に関する状況を重点項目に据えた。
世帯の年間所得が600万円以上、400~600万円未満、200~400万円未満、200万円未満に区分して解析。所得が600万円以上の世帯員と比較して、各世帯員の生活習慣などの状況を把握した。
食塩摂取量については、200万円未満の世帯の男性で少なかった。野菜摂取量は、200万円未満と200~400万円未満の世帯の男性で少ない傾向にあった。果物摂取量が100g未満の割合は、200万円未満の世帯の女性で高かった。
やせの割合は、200~400万円未満の世帯の男性で高かった。また、歯の本数が20本未満の割合を見ると、男性は各世帯で高く、女性は200万円未満と200~400万円未満で高い傾向が見られた。
喫煙者の割合については、男性の場合、200万円未満と200~400万円未満で高く、女性の場合は200万円未満で高かった。