成長著しい電子商取引市場、BtoB460兆円に 経済産業省が最新の市場調査を公表
経済産業省が公開した「電子商取引に関する市場調査」報告書によれば、2023年度の国内の電子商取引市場は引き続き成長過程にあり、物販系、サービス系、デジタル系の3分野を合わせたBtoC-EC市場は24兆8,435億円と、前年を2兆986億円上回った。
一方、BtoB-EC市場は、465兆2,372億円と前年の420億2,354億円より10.7ポイント増加した。
同報告書では、BtoC、BtoB、CtoC、および越境ECを含む、幅広い電子商取引の形態を詳細に調査している。
BtoC-EC市場の動向
BtoC-EC市場規模は14兆6,760 億円に達した(前年比4.83%増)。特に物販系分野が市場の主力であり、EC化率も前年から0.25ポイント増の9.38%上昇した。サービス系分野も顕著な伸びを見せ、7兆5,169億円に達している(前年比22.27%増)。
CtoC市場も前年比5%増の2兆4,817億円に成長した。
BtoB-EC市場が躍進
BtoB-EC市場は約465兆円という膨大な規模に達し、前年比で10.7%増加した。EC化率も40%台に達し、ビジネス間取引のデジタル化が急速に進んでいる。
越境ECの展望
越境EC市場においても日本は活発な動向を見せている。特に米国、中国との間での取引が拡大している。両国との日本の越境BtoC-EC市場規模は約4,208億円となり、そのうち米国経由は3,768億円、中国経由は440億円だった。
電子商取引実態調査はこちら(経産省HPより)