愛知県、依然として多い健康食品・化粧品の定期購入トラブル
愛知県が26日に消費者トラブル情報「あいちクリオ通信」で公表した2018年度消費生活相談の集計と分析によると、18年度の県内総相談件数が4万6,456件(前年比3.8%減)となった一方、健康食品・化粧品の定期購入トラブルに関する相談は同12.6%増と高止まり傾向にあった。
健康食品と化粧品の定期購入に関する相談は1,052件を数え、前年度の934件よりも増加した。年齢別では40~50代を中心に、幅広い年代から相談が寄せられた。男女別では、女性が3分の2以上を占めた。
相談事例として、40代の女性からの相談を紹介。インターネット通販で500円のお試しダイエットサプリを注文し、商品が届いたので代金を支払ったが、その後も商品が送られてきた。このため、業者に電話で返品を申し出たが、4回コースの定期購入契約分が終わるまでは返品できないと言われたという。
県では、インターネット通販にはクーリング・オフが適用されないため、返品特約をしっかり確認するようにアドバイスしている。