従業員の新型コロナワクチン接種を就業時間内扱いに~ヤフー
ヤフー㈱(東京都千代田区、川邊健太郎社長)はきょう12日、新型コロナワクチン接種時の勤怠に関する対応方針を決定したと発表した。
就業時間内における社員の新型コロナワクチンの接種を認め、接種後に痛みや体調不良が発生し就業が困難となった場合は、特別有給休暇の取得を可能とする。また、従業員の家族が新型コロナワクチンを接種する際の付き添いを理由に、積立有給休暇を取得することもできるとした。
対象期間はきょうから2022年2月末までで、政府が定める接種期限に準ずる。対象者は、同社在籍の正社員・契約社員・嘱託社員の約7,900人。
同社は、新型コロナワクチン接種を希望する社員が、円滑かつ安心して接種を受けられる環境を整備し、社員の感染・重症化予防・クラスター発生予防につなげることを目的に、今回の対応方針を決定したとしている。「今後も、新型コロナウイルス対策だけでなく、生活習慣病対策やメンタルヘルス対策、過重労働対策など、従業員の健康や満足度を向上させる取り組みを行う」としている。
※特別有給休暇:結婚や慶弔などの会社が認める事案において、年次有給休暇とは別に取得できる休暇制度。
※積立有給休暇:傷病や介護などの場合に備え、有効期間を過ぎた年次有給休暇を、最大30日まで失効させずに積み立てることができる休暇制度。正社員のみが対象。