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後発薬大手の東和薬品、初の届出 【機能性表示食品届出DB更新】PQQ配合のサプリメントで

 ジェネリック医薬品(後発薬)製造大手の東和薬品㈱(大阪府門真市)が機能性表示食品のサプリメントを消費者庁へ届け出ていたことが、14日に行われた機能性表示食品届出データベース更新で分かった。同社として初の届出。認知機能に関連するヘルスクレームを行う製品を届け出た。

 東和薬品が届け出たのは『タキシア』を製品名とするサプリメントで、配合する機能性関与成分はピロロキノリンキノン二ナトリウム塩(PQQ)。

 「健常な中高年の方の加齢に伴い低下する認知機能」の一部である「記憶力(言葉を記憶し思い出す力)」、「注意力(注意を維持し、正確に対処する力)」、「判断力(変化する状況に応じて適切に対処したり、推論したりする力)、「認知柔軟性(指示の変化に対応して処理する力)」を維持する働きがPQQに報告されていることを届出表示とする。

 同製品には、機能性関与成分とは異なる枠組みでタキシフォリン(カラマツ形成層・木部抽出物)も配合する。製造は、2022年にグループ傘下へ迎え入れた三生医薬㈱(静岡県富士市)。届出資料によると、販売開始日は今年12月下旬が予定されている。この機能性表示食品を皮切りに、東和薬品オリジナルの健康食品を消費者へ提案していくことになりそうだ。

ナットウキナーゼに新規ヘルスクレーム

 14日のデータベース更新では、計17件(サプリメント8件、サプリ以外の加工食品8件、生鮮食品1件)の新規届出が受付公開された。既存機能性関与成分の納豆菌由来ナットウキナーゼについて、同成分として新規のヘルスクレームを行う届出もある。

 納豆菌由来ナットウキナーゼの新たなヘルスクレームを届け出たのは、納豆菌培養エキスメーカーの㈱日本生物科学研究所(大阪市福島区)。「血流(末梢)を改善することで、寒い季節や夏の冷房などで気温や室温が低い時に、手指の末梢体温を維持する機能」が同成分に報告されている旨を届け出た。

 同成分のヘルスクレームはこれまで、末梢血流の改善による、血圧が高めの人の血圧を下げる機能(研究レビューに基づく)が届け出られていた。手指の末梢体温維持は、2つめの届出表示となる。

 この日の更新では、撤回届出も1件、追加された。アリナミン製薬㈱(東京都千代田区)がビフィズス菌MCC1274(B. breve)を機能性関与成分として配合したサプリメントの届出を取り下げた。「販売予定がない」という。

【石川 太郎】

6月の届出DB更新:【3日】コーヒー由来の新規機能性関与成分 UCC上島がトリゴネリン
        :【7日】4月以降もサプリメントの届出が多く 
        :【11日】新規届出22件、堅調に積み上がる 月100件超のペース維持 

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