東京都食品安全審議会の資料公表 健康食品対策として6施策を推進
東京都はこのほど、4日に開催した2023年度「第1回東京都食品安全審議会」の資料を公表した。同審議会では、「東京都食品安全推進計画重点施策進捗状況」に関する中間報告が行われた。
重点施策の1つである健康食品対策として、「安全の確保」、「正しい利用方法の普及啓発」、「健康被害の防止」を目標に掲げている。
具体的には、①流通市販品に対する監視指導、②指定成分等含有食品の表示制度や健康被害事例報告制度の適切な運用、③「健康食品」による被害事例専門委員会の運営、④事業者講習会の開催、⑤「健康食品」の正しい使い方などホームページや啓発資材等を通じた都民への普及啓発、⑥機能性表示食品制度への適切な対応――などの6施策を推進する。
東京都は、21年度の試売調査で126品目を購入、3品目から医薬品成分を検出し、102品目に対して指導を行っている。22年度は同じく125品目中1品目から医薬品成分を検出。103品目に対して指導している。
機能性表示食品については、制度周知のため健康食品取扱事業者講習会を12月~1月にかけて動画配信する(再掲6~4月)。また、パンフレット等を活用し、都民への普及啓発を行う。
詳細はこちら(東京都「食品衛生の窓」より)