弁護団、組織的詐欺でケフィア元代表らを刑事告訴
ケフィアグループ被害対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)は27日、記者会見を開き、(株)ケフィア事業振興会元代表の鏑木秀彌氏ら7人に対し、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)で警視庁へ刑事告訴し、受理されたと発表した。
刑事告訴は、2018年5月以降に発生した被害が対象。弁護団は、L&G事件(被害総額3億2,700万円、代表取締役会長に懲役18年の判決)などの過去の組織的詐欺事件と比較して、「ケフィア事業振興会は会社としての組織を備えていたが、事業実態がないことは過去の事件と同様」と指摘。「組織的詐欺罪で立件し、代表ら幹部社員には長い懲役を言い渡していただくよう強く求めたい」と述べた。
紀藤団長は、「被害者の立場に立った捜査、罪名を考えてほしいと、今回、組織的詐欺で刑事告訴状を提出した。受理してもらったので、今後捜査が継続されるだろう」と話した。
関東近県の被害者2人も出席。「信用してお金を預けたのに裏ぎられた。悔しい思いでいっぱい。全額を返金して、罪を償ってほしい」と訴えた。
(写真:27日午後、都内で開かれた記者会見の様子)