年頭所感~SDGsの精神からコロナ禍を克服する活動を生み出そう
特定非営利活動法人 全日本健康自然食品協会 理事長 杢谷 正樹
新年あけましておめでとうございます。昨年は世界中が、迫りくる新型コロナウイルスの猛威と闘い、目に見えない恐怖を感じ続けた1年でした。
コロナウイルスは、私たちの身近な生活を脅かすだけでなく、世界中で取り組みが始まっている、国連の持続可能な開発のための国際目標であるSDGsの17のゴールと169のターゲットの達成にも大変な影響を与えています。
人類が直面している地球全体の問題を解決すべくチャレンジし始めた矢先に、ウイルスにより大きな壁が作られているのです。この脅威と闘い、生き抜く術はまだ完全でないことは明らかです。しかし逆手に取れば、コロナ禍は、SDGsにチャレンジするための壁であると同時に、SDGsの精神を無理なく日常に取り込める機会を与えられていると考えることができます。
発展途上国のための開発目標と聞くと、私たちの生活にはあまり馴染みがないように感じますが、先進国にいる私たちも今までの日常が大きく変わり、かつて想像できなかったような生活スタイルがこれからの当たり前になり、普通になっていく・・・コロナウイルスを克服しようとする活動そのものが、SDGsの精神から生まれていると思います。そのような今の時代、私たち自然健康食品業界は一体何ができるのでしょうか。何をすべきなのでしょうか。
飽食の時代が長く続き、ウイルスに対する免疫力が低下している今こそ、「見直そう 家族の健康・地球の健康」をテーマとしている全健協は、病気を予防し、健康でいるために、単に「何を食べるか」ではなく「何をどのように食べるか」ということを、会員の店舗等を通して消費者に訴求していきたい。食でできる免疫力アップのあれこれを発信し、共にコロナ禍に打ち勝ち、光の見える1年にしましょう。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。