師走の都内で集団食中毒相次ぐ 高級老人ホームで男女10人
東京都は22日、都内の高齢者施設の入居者10人が食中毒を発症していた事実を公表した。施設名はサン・ラポール調布(調布市国領町)で、ハーベスト㈱(同、脇本実社長)が営業している高級老人ホーム。
9日午後11時~10日午前10時にかけて、70~90歳代までの男女10人(男性2人、女性8人)が下痢や腹痛を訴えた。原因菌はウエルシュ菌。
12月9日の朝食で提供された米飯、みそ汁、肉じゃが、うの花、豆とアボカドのサラダ、牛乳が原因とされている。
同施設では19日以降の食事の提供を自粛しており、東京とは22日から4日間の営業停止処分を行った。
都内では9日~11日にかけて、中華居酒屋彩味園茅場町店(東京都中央区)において、ノロウイルスを病因菌として39人が発症する集団食中毒が発生したばかりだった。