届出更新、2回連続で40件超
21年度の公開件数 累計964件に
機能性表示食品の届出データベース情報の更新が26日にあり、42件の新規届出が公開された。これにより、2021年度の届出番号「G」シリーズの新規届出公開件数は累計964件になった。
一度の更新で公開件数が40件を超えるのは2回連続。前回、20日の更新でも42件の新規届出が公開されていた。
この日公開されたのは届出番号G923~964。内訳は、サプリメント形状が30件、その他加工食品が12件。生鮮食品はなかった。
21年度はサプリメント形状の届出が多く、現時点で累計564件。その他加工食品は374件、生鮮食品は26件。
「むくみ」軽減で5件 ヒハツやレモン
この日の更新では「むくみ」に対する働きを訴求するものが目立った。
まず、ヒハツ由来ピペリンが3件。いずれも「脚のむくみ」と「手の冷え」のケアをダブルで訴求する。パッションフルーツ種子抽出物に含まれるピセアタンノーと組み合わせることで、肌の乾燥ケアも合わせたトリプルヘルスクレームを行う届出もあった。
また、レモン由来モノグルコシルヘスペリジンについて2件。ポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱と森永製菓㈱が届け出た。ポッカサッポロは「一時的に自覚する顔のむくみ感」、森永製菓では、それに加えて「脚(ふくらはぎ)のむくみ」も軽減する働きが同成分に報告されていることを訴求する。
むくみに対する働きを訴求する機能性表示食品の届出件数は、20年6月以降に増加。現在、45件が届け出されている。そのうち34件が21年度に届け出された。ここにきてニーズが高まっている。