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届出実数6,000件到達、次回にお預け 【機能性表示食品届出更新】取り下げ9件追加で届かず

 消費者庁は3月31日、機能性表示食品の届出情報公開データベースの更新を行い、届出番号H1165からH1182まで18件(サプリメント13件、それ以外の加工食品5件、生鮮食品ゼロ件)の新規届出を公開した。これにより、制度施行以来の取り下げを除く累計届出公開件数が6,000件を超えた。ただ、取り下げに関する情報も同時に更新されて9件が追加。このため差し引き約5,995件となり、6,000件到達は次回以降の更新を待つことになった。取り下げを考慮に入れない場合の届出総数は6,645件。

 3月の更新回数は9回を数え、合わせて139件の新規届出が単月で公開された。4月1日から新年度に入ったが、現在、公開が進められているのは、既届出と同一性を失わないものを届け出る再届出などを除くと2月に届け出されたもの。22年度の届出番号「H」シリーズの届出公開は5月まで続くことになる。

 この日の更新で、新しいヘルスクレームや機能性関与成分の届出は公開されなかった。ただ、届出者個別で見ると、原材料事業者のユニキス㈱(東京都中央区)が既存関与成分のケルセチンについて、研究レビューに基づき、鼻の不快感軽減と食後血中中性脂肪の上昇抑制のダブルヘルスクレームを初めて届け出たほか、同じく原材料事業者のオリザ油化㈱(愛知県一宮市)が、フリー体のルテイン・ゼアキサンチンの届出件数を積み上げた。同社で実施した研究レビューに基づき、アイケア、ストレス・睡眠ケア、認知機能(判断力・注意力)の維持の大きく3機能を訴求できるようにした。

 また、9件と多かった取り下げに関する情報を見ると、理由の大半が販売終了、もしくは販売計画の見直し。難消化性デキストリンを関与成分にしたノンアルコール飲料2品目の届出をサントリースピリッツ㈱(東京都港区)が取り下げたほか、㈱ECスタジオ(同千代田区)がアスタキサンチンのサプリメント2品目の届出を取り下げ。また、GABAを関与成分にしたサプリ以外の加工食品の届出について、ライオン㈱(同墨田区)とカルビー㈱(同千代田区)がそれぞれ取り下げた。一方、㈲オトコーポレーション(神奈川県小田原市)は、内容成分と配合の見直しを理由に、GABAを配合した乾燥スープの届出を取り下げた。

【石川太郎】

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