居酒屋チェーン「塚田農場」、981万円の課徴金納付命令
居酒屋で提供する鶏料理で、「地鶏」を使用していると偽ってメニューに表示していたとして、消費者庁は1日、居酒屋チェーンを経営する(株)エー・ピーカンパニー(東京都港区、米山久代表)に対し、総額981万円の課徴金を支払うように命じた。
同社は、居酒屋チェーン「塚田農場」店舗で提供する鶏料理について、実際にはブロイラーを使用していたのにもかかわらず、メニューに「地鶏一筋」と表示し、地鶏の育成から店舗までの流通過程を記載していた。このため、消費者庁は昨年5月22日、同社に対し、景表法の措置命令を出した。
課徴金の対象期間として認定されたのは、2017年4月17日~18年2月22日までの期間。「宮崎県日南市塚田農場」「宮崎県日向市塚田農場」の店舗で提供した「チキン南蛮」と「月見つくね」に係る課徴金額は合計772万円。「鹿児島県霧島市塚田農場」の店舗で提供した「チキン南蛮」の課徴金額は209万円としている。