1. HOME
  2. 行政
  3. 小林製薬紅麹問題、大阪市が会合 来年3月にも調査結果とりまとめへ、月内に旧大阪工場へ立ち入り調査

小林製薬紅麹問題、大阪市が会合 来年3月にも調査結果とりまとめへ、月内に旧大阪工場へ立ち入り調査

 小林製薬「紅麹サプリ」をめぐる健康被害問題の調査を厚生労働省などと連携して進めている大阪市は23日、問題発覚以来4回目となる「小林製薬の紅麹配合食品にかかる大阪市食中毒対策本部」(本部長:横山英幸市長)の会合を開き、調査結果を来年3月頃に取りまとめる方針を示した。

 大阪市が公表した会合資料によると、厚労省らが現在進めているプベルル酸などの毒性試験の結果を見て、今秋をめどに、健康被害の原因を特定する。また、今月末までに、小林製薬の旧大阪工場(大阪市淀川区)に対し、食品衛生法に基づく立入調査を行う。市による同工場への立ち入り調査は3回目。青カビによる汚染が推定される時期の製造記録を確認したり、従業員への聞き取り調査を行ったりするという。

 他に、食衛法に基づく回収命令を出した小林製薬の紅麹サプリ3製品について、年内にも同法に基づく廃棄命令を出す方針を固めた。販売開始以来の出荷数量113万個(累計)のうち、小林製薬が示した回収見込数は約19万1,000個。今月21日時点で、約95%にあたる18万2,000個の回収が終了しているという。大阪市は、追加調査に備えたサンプルを除き、同社に廃棄を命じる方針。

(冒頭の写真:紅麹原材料を製造していた小林製薬の旧大阪工場)

関連記事:大阪市、小林製薬に行政処分 食衛法違反で回収命令
    :長い培養期間、リスク把握しきれず 小林製薬前社長が反省の弁

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ