小林製薬の紅麹問題、宝酒造にも影響 日本酒10万本を自主回収
宝酒造㈱(京都市下京区、村田謙二社長)は23日、同社で製造販売する日本酒を自主回収すると発表した。小林製薬㈱(大阪市中央区、小林章浩社長)が製造する紅麹を使用していた。きょうの午後、NKKも報道した。
自主回収するのは「松竹梅白壁蔵「澪」PREMIUM〈ROSE〉」の750mlおよび300ml(=写真)。今年1月30日に期間限定で発売していたもの。同社広報担当によると、ロゼ風の色合いを出すために紅麹を使用していた。自主回収の数量は約10万本(1万ケース相当)に上る。同社のホームページには、「お詫びと商品回収に関するお知らせ」が掲載されている
同社広報担当は休日にもかかわらず、問い合わせなどの対応に追われているようだ。報道によれば、小林製薬のBtoB事業における供給先は全体の8割ともいわれている。この先、宝酒造に似たケースが現れる可能性は否定できない。
(冒頭の画像:宝酒造の報道発表資料から。文中の写真:NHKによる報道の映像)