小林製薬、カーブスとの取り組み 「いきいきシニアプロジェクト」in阪南市
小林製薬㈱(大阪市中央区、小林章浩社長)と㈱カーブスジャパン(東京都港区、坂本眞樹社長)は、運動習慣と認知機能や健康指標の関係性を検証する実証実験「いきいきシニアプロジェクト」を10月11日から始動する。
大阪府阪南市在住の65歳以上の女性約60人が参加し、参加者を週3回運動するグループ、運動しないグループに分け、3カ月ごとに小林製薬の香「ニンテスト」を用いた認知機能のスクリーニング、BMIなどを測定し、定期的な運動習慣とそれらの関係性を検証する。11月から6カ月間の検証を予定している。
「ニンテスト」は、香りによる認知機能スクリーニングキット。評価カップにスプレーした6種類の香料液の香りを被験者に嗅いでもらい、回答から算出したスコアにより認知機能のレベルを判定する。約5分のテスト時間で迅速に判定ができ、被験者の負担も少ない点が特徴で、全国の人間ドック施設、健診センターなどに販売している。
運動内容は、女性だけの30分フィットネス「カーブス」で行っているサーキットトレーニングを週3回のペースで実施する予定。筋力トレーニング(12種類)と有酸素運動を30秒ずつ交互に行いながらサーキットを2周し最後にストレッチで終了するもので、1回30分で健康づくりに必要な全てのトレーニングができる。
同プロジェクトは、大阪府阪南市が後援する。