（株）富士経済（東京都中央区）は4日、メンズコスメティックスなどの市場調査結果を発表した。2019年のメンズコスメティックスの国内市場は、前年比1.6％増の1,199億円となった。22年には1,237億円に拡大すると予測している。調査結果の詳細は「化粧品マーケティング要覧　2020　№2」にまとめた。

　19年は、需要が高まる夏季の天候に恵まれず、顔拭きシート、匂いケア商品、ボディケア商品などの需要が減少。一方、フェイスケア商品が需要を獲得し、メイクアップが注目されたことで、国内市場規模は前年を上回った。

　今後のメンズコスメティックス市場については、フェイスケア商品が市場を牽引すると予想している。