富士フイルム、微量の紫外線による肌乾燥メカニズムを解明
富士フイルム(株)(東京都港区、助野健児社長)はこのほど、微量の紫外線が肌を乾燥させるメカニズムを解明したと発表した。
培養皮膚モデルに紫外線A波を照射し、約2万個に上る全遺伝子の発現量の変化を網羅的に解析。その結果、皮膚中のプロテオグリカン(保水成分)を分解する酵素であるストロメライシン-1の遺伝子が、照射しない場合と比べて、顕著に多く発現することを突き止めたという。
また、ヒトの皮膚組織でも、微量の紫外線A波を照射することによって、ストロメライシン-1がより多く産生することを確認したと報告している。