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女性は食品摂取の多様性で死亡リスク低下

(国研)国立がん研究センターの社会と健康研究センターは22日、食品摂取の多様性と死亡リスクとの関連性を調べた結果、女性で多様な食品の摂取が死亡リスクの低減と関連していたと発表した。

 1990年と93年に、全国10カ所に在住していた40~69歳の8万人を対象に、2012年まで追跡調査を行った。1日に摂取する食品数によって対象者を5つのグループに分類。アルコールを除く133項目の食品・飲料について、対象者が1日に何種類を摂取しているのかを算出し、その後の死亡リスクとの関連性を調べた。魚、肉、野菜、果物、大豆製品などの個別の食品群についても同様に検討した。

 その結果、女性の場合、1日に摂取する食品の種類が最も少ないグループに比べて、最も多いグループでは、全死亡のリスクが19%、循環器疾患死亡のリスクが34%、その他の死亡リスクが24%低下していた。一方、男性の場合は、食品摂取の多様性と死亡との関連性はみられなかった。

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