1. HOME
  2. 一般食品
  3. 奈良・橿原市の飲食店で食中毒 サルモネラ属菌検出、営業停止3日間

奈良・橿原市の飲食店で食中毒 サルモネラ属菌検出、営業停止3日間

 奈良県は13日、橿原市内の中華料理店でで食中毒事件が発生したと発表。原因施設にきょう15日までの営業停止命令を出した。

 8月8日、橿原市内の医療機関から、中和保健所に対し、8月6日に市内の飲食店を利用した2グループが翌7日から下痢や発熱などの症状を呈した旨の連絡があった。また同日、別の1グループからも同様の申出があった。調査の結果、有症者に共通する食事は飲食店で提供されたもののみであり、患者の便からサルモネラ属菌が検出され、医師からも食中毒の届出があったことから、同保健所は当該施設の食事を原因と断定した。

 有症者は8人(男性3人、女性5人)で、症状は下痢8人、発熱7人、倦怠感7人、頭痛6人、腹痛5人(重複含む)。原因施設は橿原市東坊城町の飲食店「光洋亭」で、6日に提供した酢豚定食、チキン南蛮定食、中華ランチ、チャーハン、エビ天定食等が対象となった。病因物質はサルモネラ属菌で、患者便7検体中3検体から菌が検出された。従事者3人の検査は継続中としている。

 行政は施設に対し、洗浄・消毒、従業員の衛生管理徹底、衛生教育の実施を指導。サルモネラ属菌は動物や自然界に広く存在し、通常8〜48時間の潜伏期を経て悪心、嘔吐、腹痛、下痢、発熱等を引き起こす。卵や食肉の冷蔵保存、割卵後の速やかな調理、中心部までの加熱(75℃1分以上)、調理器具の洗浄消毒、手洗い励行、衛生害虫駆除などが予防策として呼び掛けている。

発表資料はこちら(奈良県HPより)

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ