大豆ヨーグルトで便通改善 フジッコ、「カスピ海乳酸菌」発酵によるQOL向上を確認
フジッコ㈱(兵庫県神戸市、福井正一社長)はこのほど、大豆を「カスピ海乳酸菌(クレモリス菌FC株)」で発酵させた大豆ヨーグルトの継続摂取が、便通を改善し、QOLを向上させることを明らかにしたと発表した。本研究成果を、今月9日から12日に開催された日本農芸化学会2026年度大会で発表した。
日本国内において、便秘は全人口の35.9%が自覚症状を持つ(令和4年国民生活基礎調査)慢性的な健康課題。便通の悩みは腹部症状だけでなく、QOLや労働生産性の低下を招く。同社はこれまで「カスピ海乳酸菌」自体の便通改善効果を検証してきたが、今回、大豆を同菌で発酵させた大豆ヨーグルトが排便状況やQOLに及ぼす影響を調査した。
試験では、便秘傾向を自覚する18歳以上の男女21人を対象に、同菌で発酵させた大豆ヨーグルトを1日100g、4週間継続して摂取させた。その結果、摂取前と比較して排便回数、排便日数、排便量が有意に増加。あわせて、質問紙を用いた評価により、QOL全体スコアおよび心理的領域のスコアが有意に向上した。また、腸内細菌叢全体にも有意な変化が認められた。
今回の成果により、同菌による大豆ヨーグルトが便通改善だけでなく、心理的な満足度を含む生活の質の向上や、腸内環境の改善に寄与することが示唆されたという。同社は今後、これまで蓄積してきた乳ヨーグルトやサプリメントのエビデンスに加え、大豆発酵食品としての活用も広めていくとしている。
(冒頭の写真:同社リリースより)

