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大正製薬、休止期脱毛症の研究を推進 
ミノキシジル5%配合外用剤の発毛効果に関する治験を開始

 大正製薬㈱(東京都豊島区、上原茂社長)は16日、ミノキシジル5%配合外用剤(ミノキシジル、他6種の有効成分配合)を用いて、休止期脱毛症を対象とした治験を開始したと発表した。

 頭髪の生え変わりのサイクルは、毛髪が伸びる成長期(2~6年)から退行期(2~3週間)を経て、成長が完全に止まる休止期(3~4カ月)に分類される。通常状態では、休止期から成長期に移行する際に毛が抜け、新たな毛が生えると考えられており、成長期毛は全毛髪の90~95%、休止期毛は5~10%、退行期毛はわずかに存在し、1日平均50~70本程度が抜けることが知られている。

 今回、同社は、壮年性脱毛症の治療薬であるミノキシジルが有する「毛髪の成長期の延伸作用」、「休止期から成長期への移行作用」に着目し、ミノキシジルに休止期脱毛症の回復を早めるなどの治療効果を有する可能性があると考えた。
 同社医学アドバイザーである大山学氏(杏林大学医学部皮膚科学教室教授、毛髪科学研究会代表世話人)の助言のもと、休止期脱毛症の日本人成人男性35例を対象に、ミノキシジル5%配合外用剤の効果を探索的に確認することを目的とした治験を計画し、クリニカルリサーチ東京病院を実施機関として、治験を実施することにした。

 同社では、今後、同治験で得られたデータを踏まえ、休止期脱毛症の研究を推進し、ミノキシジル製品の開発につなげるとしている。

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