大幸薬品、31日付希望退職24人 特損2億2,600万円計上
衛生管理製品「クレベリンシリーズ」に対する行政処分で大きな痛手を受けた大幸薬品㈱(大阪府吹田市、柴田高社長)は22日、「希望退職者の募集結果および特別損失の計上に関するお知らせ」とするIR情報を開示した。
5月31日から募集を行っていた希望退職者は、募集枠30人に対して24人が応募。これにより、割増退職金等の費用は2億2,600万円に上る。2022年12月期第2四半期決算で特別損失に計上する予定としている。
同社は、5月に発表した22年12月期第1四半期連結決算でも売上を大きく落としており、期末までの役員報酬を大幅減額。12月期の連結見通しも「未定」としていた。この先、衛生管理製品で伸ばした売上に対して課される課徴金の額によっては、さらに当社の経営を圧迫することが予想される。
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