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大地の力研究所、大麦若葉末の機能報告 むぎおう、腸内ビフィズス菌増やし定着促す可能性

 大麦若葉末の「むぎおう」がビフィズス菌の増殖と腸管への定着をそれぞれ高める可能性のあることが、腸管細胞モデルなどを使ったin vitro試験で確認されたと、㈱大地の力研究所(福岡県福岡市)が先ごろ発表した。

 同社は『緑効青汁』で知られる㈱アサヒ緑健と㈱東洋新薬の間で2008年設立された合弁会社で、「むぎおう」はアサヒ緑健の「オリジナル大麦若葉」とされている。東洋新薬によれば、今回の研究成果は、先月下旬にオンライン開催された日本食品化学工学会第69回大会で発表された。

 発表によると、むぎおうがビフィズス菌の増殖を高める度合いは、従来の大麦若葉末よりも大きいことが示されたという。試験は、ビフィズス菌の菌液を、大麦若葉末を含む液体培地に接種させて24時間嫌気培養。その上で培養した液を寒天培地に接種し48時間培養した後、プレートカウント法で生菌数を測定した。

 一方、ビフィズス菌の腸内への定着に関する評価では、蛍光標識化したビフィズス菌を、大麦若葉末を含む液体培地で 24~36 時間培養した上で、ヒト結腸癌由来細胞のCaco-2細胞に接種。そして2時間後に蛍光を測定し、Caco-2細胞へのビフィズス菌の定着率を調べた。その結果、むぎおう「あり」の場合は、「なし」の場合と比べて、Caco-2 細胞へのビフィズス菌の定着率が高かったという。

(冒頭の画像:青汁の原料として利用される大麦若葉。提供:東洋新薬)

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