埼玉県、今年度上半期 定期購入トラブルの相談件数が2倍に急増
埼玉県が6日発表した2019年度上半期の消費生活相談の概況によると、通信販売の定期購入に関する相談件数は前年同期の2倍に急増している。
上半期の総相談受付件数は、前年比0.1%減の2万8,836件。商品・サービス別で見ると、健康食品・サプリメントを含む食料品が同37.5%増、医薬品・化粧品を含む保健衛生品が同57.1%増に急増した。いずれも、通販の定期購入に関する相談の増加が主な要因となっている。
通販の定期購入トラブルに関する相談件数は、同99.6%増の1,659件に上った。相談事例によると、30代女性がダイエットサプリメントを無料で「お試し」ができるというネット広告を見て申し込んだが、翌月以降、定期的に商品が届くようになり、定期購入の申し込みだったことがわかった。解約しようと業者に何度も電話したがつながらないという。
県では、解約したいが事業者に電話がつながらないとする相談が多数寄せられたとしている。