男性用ローションの広告の改善を申し入れた適格消費者団体の埼玉消費者被害をなくす会（さいたま市浦和区）は20日、販売会社の（株）エムアンドエム（東京都港区）に対し、表示の修正を求める「再申入書」を送付し、このほど同社から回答を得たと発表した。

　再申入書によると、同社はウェブサイトで男性用ローション『ゼロファクター　Zローション』を販売する際に、「注文殺到中！半額で申込む」、「180日間全額返金保証」などと表示。しかし、実際には自動更新による定期購入契約であり、その旨の表示が目立たない、また全額返金保証の条件は別途リンク先を探して確認する必要があるなどの問題点を挙げていた。

　これらの表示は、取引条件が実際よりも著しく有利であると消費者に誤認を与え、景品表示法に違反すると指摘。表示内容の修正を求める「再申入書」を送付し、同社から「回答書」が寄せられたという。埼玉消費者被害をなくす会では、「回答書について現在検討中」（事務局）と話している。