ウェブサイトのサプリメント広告が景品表示法などに抵触するとして、改善を申し入れた適格消費者団体の埼玉消費者被害をなくす会は23日、販売会社のジャパンベストヘルス（株）（東京都港区）がサイトを削除する旨を回答したと発表した。

　申入書によると、同社はウェブサイトでサプリメント『Dr.MITOWA』を販売する際に、「第1位　エイジングケア部門」、「4ヶ月継続した方の中の96.1％が効果を実感できたと回答」、「通常価格9、800円（税別）初回特別価格1、980円」などと表示。また、体験談も掲載していた。

　同社に対し、「第1位」や「96.1％」の根拠となった調査方法などを示すように求めたが、同社から回答がなく、景表法で禁止する優良誤認表示に該当すると指摘。体験談も収集方法などの回答がなく、客観的根拠に欠けるとの見解を示した。また、二重価格表示については、比較対照の「通常価格」が最近、相当期間にわたって販売された価格であるとは考えられないとした。各表示の削除または修正を求めた。

　申し入れに対し、同社は9月14日付で回答。回答書で同社は、「同サイトにつきましては削除することとし、調整を開始致しました」としている。