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国立栄研・千葉氏、健康食品の健康被害 公的機関への連絡「2.3%」

(一財)医療経済研究・社会保険福祉協会は5日、健康食品フォーラム「問われ続ける健康食品の安全性と品質確保2020」を都内で開催した。(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所の千葉剛氏が「健康食品による健康被害の実態」をテーマに講演し、健康食品の摂取による健康被害状況を解説した。

 健康食品を利用した2万2,898人を対象に、2017年に実施したインターネット調査の結果、健康食品の摂取で頭痛、下痢、便秘、腹痛、倦怠感などの体調不良を経験した人が3,865人(16.9%)に上ったと説明。一方、被害への対応については、約6割が「何もしていない」と回答。公的機関に連絡したとの回答は、全体の2.3%だった。

 千葉氏は、「健康被害を受けても、公的機関に相談している人はごく一部。メーカーやお店に相談している人が多い」と話した。

 また、メーカーへ問い合わせた際の事業者の対応状況も報告。「そのまま摂取を続けるように言われた」(28人)、「そのようなことはないと言われた、何も対応してくれなかった」(6人)などの不適切な対応も見られたという。

(写真:約140人の関係者が参加)

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