国立栄研、素材情報DBにニンニクを追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は18日、素材情報データベースに「ニンニク」(英:Garlic、Ail、Ajo、学名:Allium sativum)に関する情報を追加したと発表した。
「強壮作用がある」、「抗菌作用がある」などとされ、高血圧・糖尿病・高コレステロール血症などに対して有効性が示唆されているが、家族性高コレステロール血症・ピロリ菌感染・胃がん・肺がん・嚢胞性繊維症・末梢動脈閉鎖症・子癇前症などに対しては効果がないことが示唆されているとしている。
安全性について、通常の食事に含まれる量を適切に摂取する場合はほぼ安全。妊娠中も同じだが、多量の摂取は危険性が示唆されているとし、授乳中の多量摂取は危険性が示唆されていると指摘している。
糖尿病患者、低血圧患者、消化性潰瘍疾患患者の摂取は注意が必要であるため、自己判断でのサプリメントの摂取は控えるように警告。出血性疾患患者は、摂取により出血のリスクを増加させる可能性があるとしている。