国立栄研、素材情報DBに「レッドクローバー」の安全性情報追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は7日、素材情報データベースにレッドクローバー(【英】Red clover、【学名】Trifolium pratense)の安全性情報(医薬品との相互作用)を追加したと発表した。
閉経前後の健康な女性15人 (平均56.20±8.56歳、アメリカ)を対象にレッドクローバーサプリメント(イソフラボン120 mg/日含有) を14日間摂取させ、15日目にカフェイン(強心薬:CYP1A2基質)100 mg、トルブタミド(糖尿病治療薬:CYP2C9基質)250 mg、デキストロメトルファン(鎮咳薬:CYP2D6基質)30 mg、アルプラゾラム(抗不安薬:CYP3A基質)2 mgを投与したところ、カフェイン、アルプラゾラムの血中濃度(Cmax)が上昇した。一方、カフェイン、アルプラゾラムの血中濃度(AUC)、半減期、Tmax、経口クリアランス、およびトルブタミド、デキストロメトルファンの薬物動態に影響は認められなかったという。