国立栄研、素材情報DBに「コーヒー」の安全性情報を追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)はこのほど、素材情報データベースに「コーヒー」に関する安全性情報を追加した
HIV陽性でプロテインS欠乏症のブラジルの27歳の男性が、日常的に多量のコーヒーを摂取し、深部静脈血栓症とくるぶしの潰瘍のためワルファリン(抗凝固薬:CYP1A2、CYP2C9、CYP3A4基質)1日当たり20 mgの服用を開始したところ、コントロール不良の状態が続いた。コーヒーの摂取量を1日1杯に減らしたところ、4日後にINR(正常値=1)が8まで上昇し、その後ワルファリン1日5 mgの服用でINRは安定したという。