国立栄研、素材情報DBに「α-リポ酸」の情報を追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は20日、素材情報データベースを更新し、健康成分「α-リポ酸」の有効性情報を追加した。
2017年4月までを対象にした2つのデータベースで検索したプラセボ比較試験11報について、18歳以上を対象に検討したメタ分析で、α-リポ酸の摂取 (摂取量:300~600 mg/日、期間:2~20週) は、血中脂質 ((TG(10報)・TC (10報)・LDL-C(9報))の低下と関連が認められたが、いずれも試験によるばらつきが大きかったとしている。
一方、血中脂質 (HDL-C (9報)) との関連は認められなかったという。
(PMID:30471524) Nutrition. 2019 Mar;59:121-130.