国立栄研、素材情報データベース更新
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は6日、「『健康食品』の安全性・有効性情報」の素材情報データベースに「ピペリン」の文献情報を新たに追加したと発表した。
「冷えによい」、「高血圧によい」、「ダイエットによい」などとされるが、信頼できる十分な情報が見当たらないとしている。安全性についても同様のコメントを載せている。
ピペリンは、コショウ属の植物に広く分布するピリジンアルカロイドの1つ。黒コショウ (Piper nigrum)の辛味の主成分であり、酸分解によりピペリン酸とピペリジンになる。カレー粉の香辛料として使用されるヒハツ (Piper longum))にも含まれる。