国立栄研、カフェインによる健康被害情報を公表
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は19日、カフェインガラナ飲料による医薬品との相互作用について、素材情報データベースに掲載した。
抗リン脂質抗体症候群でワルファリン (抗凝固薬:CYP1A2、CYP2C9、CYP3A4基質) を1日20 mg服用しているの27歳のブラジル人女性が、1日2ℓ以上の高カフェインガラナ飲料を1週あたり6日間摂取したところ、コントロール不良 (INR 1.3未満) の状態が続いたという。
この女性は、ガラナ飲料の摂取中止によりワルファリン1日7.5 mgの服用でINRが目標範囲に達したが、ガラナ飲料再摂取5日後にINRは1.2まで低下したと報告している。