国民生活センター、コロナ便乗の消費者トラブルに注意喚起
(独)国民生活センターは17日、保健所や中央省庁を名乗って電話をかけ、マスクを送るなどと告げて家族の情報を聞き出すという、新型コロナウイルスを口実にした消費者トラブルの発生を受けて、消費者に向けて注意するように呼びかけた。
70代の女性からは、「保健所の職員を名乗る者から、『家族は何人か。マスクを直接届ける』という電話があり、不審に思った」という相談が寄せられている。また、相談者の80代の女性は、「中央省庁を名乗る者から『マスクと検査キットを送る』という電話がかかってきた。『○○さんですね』と苗字を確かめられ、家族構成とかかりつけの病院を聞かれたので、家族構成や通院先、持病や服用薬を答えてしまった。詐欺なのではないかと心配」としている。
同センターでは、行政機関の職員を名乗る電話や、心当たりのない送信元から怪しいメールやSNSが届いても、反応しないことなどをアドバイスしている。